【イベントレポート】LIG主催 【全6回】ライター育成講座「独学のライターと差をつける」 vol.1

本日は先日受講したライター講座のレポートを書き起こします。
前回の記事↓
毎回LIGブログの編集長朽木さんと、株式会社ノオトの宮脇さんが講師として勤めます。
今回のテーマは、「ライターとは」。
そしてこの講座の目標は、
・ ライターとして食べていくための心構えを知る!
・お金を稼ぐ方法が理解できる
ノウハウではなく、現在ライターに求められていることや、実際ライターでどう食べていくか、といったようなライター市場について学びました。



1、ライターとは。


●ライターとは、なんなのか。
それは自分の意見を書く人ではなく、「読み手を意識して文章で物事を伝える人」。
朽木さんはライターになりたくてなったそうなのですが、そこで気が付いたことは、「好きなことを書けないこと」。
つまり、ライターとは日本語の翻訳家のようなものであって、語り手の言葉をいかにわかりやすく伝えるかが大事だと気が付き、読み手を意識するようになったそうです。


●稼げるライターはこれを知っている
それは、「編集する」とはなにかということ。
つまり、語り手の言葉や情報をいかに「集めて」、伝わるように「編む」ことが出来るライターが、求められるようになっているそうです。
― 脱線しますが、最近自分のことを「ライター気質」とか「編集者気質」と区別する人がいますが、近々その境界線はなくなるのでしょうか。

そもそもライターだけでなく、様々な情報・ニーズが溢れる中で、「編集」という力は必要になってくると思います。


●コンテンツメーク
昔はコンテンツは情報発信としての役目をもっていましたが、ソーシャルの発達で今は共有・拡散されるものに変化しています。
それに伴い、ライターも共有・拡散される文章を求められることが多くなってくるそうです。


●ライターは、仕事をくれる人の課題や悩みを文章で解決する
クライアントの悩み
例)
・ファンを増やしたい
・WEBの訪問が少ない
・商品サービスの認知度が低い
・資料請求までいかない
・広告予算がない・・・等
悩みによって、その悩みを解決できる文章が求められています。

なので、書く前にクライアントの課題を理解していなければいけません。


●WEBを中心に、書き手不足は深刻に
ライターは山ほどいるように感じるが、WEBでコンバージョンを得られる文章を書くライターは少ないそうです。



2、コンテンツメーカーの仕事


●~(株)ノオトの宮脇さんの事例~
①メディアコンテンツ制作
媒体:R25のコンテンツ作成

②オウンドメディアコンテンツ作成
企業サイトの運営
Yahoo!マーケット連載「川のながれ」、GAZOO.com

③ソーシャルメディア運営

④自社メディア運営
・品川経済新聞、和歌山経済新聞
※ちなみにこの話の中で、ライティングの上達方法について話がでました。
一つは、毎日書くこと。二つ目に、新聞などの固い文章を読む、書いてみること。
新聞の文章では、型(文体)を学べるそう。文章上達の近道饒舌な文章をかくよりも、SVOを意識した文章をかくことが大事だとおっしゃてました。
・トゥギャッチ
好きな記事を上げていて、300万PVくらい。
※ここで印象に残ったのが、
「メディアはPVじゃない。ファンがいっぱいいるメディアが強い。」

脱PV主義を考えていたので、とてもしっくりきました。


●コンテンツメークの原則
①時事性を考える
②日頃から感じる疑問や不満を忘れない
→ネット検索ユーザーが求める答えを、ライターはかけなければいけない。そのために、日ごろ興味・疑問を持つこと
③知ったかぶりをしない
→調べが甘い記事は、根本的に違う情報を提供する危険がある。
④他所より早く
→Yahooトピックに乗ったり。ただ新聞記者には勝てないので⑤
⑤他所より深く
一歩踏み込んで、ちゃんと取材をする、違う視点から描くなど


●情報発信から、情報共有・拡散へ
既存メディアのソーシャル化
→ライターは何に対してお金を支払われているのかを意識しなければらない。


●ライターが意識するべきこと
①誰が読むのか
→まずはターゲット想定。それにより企画・編集方針も変化する
②どうゆう状況で呼んでもらうのか
→ユーザーはいつ、どこで、どういう状態のときに読むのか
③何を伝えたいのか
→読み手に何を伝えたのか、その方法は?
④読者に何をしてもらいたいのか
→認知そてもらいたい?買ってもらいたい?ファンを増やしたい?
⑤どうやって稼ぐのか?(受託制作以外)
→バナー広告?タイアップ広告?アフリエイト?記事を売る?
※ここで、「ライターはブロガーになったほうがいい」という話がでました。
それは、アフリエイトやタイアップ広告で稼ぐので稼ぐ仕組みを知ることができる、からだそうです。
ただ、ライターになると忙しくてブロガーになれないとか。



3、ワークショップーネット新聞のタイトルつけにチャレンジ 
ワークショップは、地域経済新聞記事を読んでその記事のタイトルを35文字以内でつけようというものでした。
解説では、「読みやすいタイトルをいかに付けるか?」を意識すること。
①地域メディアはまず地名。店名を入れる。
②店名でも検索しずらいワードは使わない、「」も多様しない。
③基本形は、
メインタイトル(20~25字)-サブタイトル(10~⒖字)

こんな場所でこんなことあったんだよーその特徴・目玉はこれ!



4、ギャランティ・制作予算について

ここで印象に残ったのは、クライアントは、ライター自身を育成させなきゃいけないことです。 そのためには、原稿料を下げるのはよくありません。

単価低いとライターのモチベーション下がり、クオリティーも下がる。結果的にメディア業界の価値も下がっていく、とのことでした。


●フリーランスとしてやっていくために
自分の名前を憶えてもらおう。
仲間を見つけよう。

●会社員ライターは 社名をしっかり利用しよう。 社内に味方をつくろう。


5、ライターになるために、学びの提案
①勉強・イベントへの参加
②本をちゃんと読む
→わかって書くのと、わからないで書くのは全然違う。
本の投資は効率的。(1冊1000~1500円自分の中に必ず残る)
③Facebookグループの参加
有名ライターがいる場合も。情報共有の場
④いろんな編集部に出入りする
独学のライターとして差をつける。編集部の人からやり取りして、力をつける。

6、どんなライターになりたいのか。自分自身のポリシーを作ろう! ※そこで私は、「数字を意識した文章ではなく、ファンを付ける文章を書けるライターになりたい」と思いました。


以上となりますが、今回はライターとしてのノウハウより、ライターとしての編集の大切さがメインテーマだったと感じます。
これらの時代、編集力がいかに大切かを学んだと思います。

では、そんな感じで。。

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